挿絵の有無なのか。
スティーブン・キングのミザリーのヒロインが、仮に挿絵で二次元イラストの美少女だったとしたら、それはラノベになるのではないか。
ヤンデレだ。
ヤンデレの美少女なのだ。
自分を監禁しているのがそんな美少女なら主人公だって「アフリカ! アフリカ! アフリカ!」と助けを求めて叫ばなかったかもしれない。
まあ実際のヒロインはドラゴンレディというあだ名がつけられるくらいアレなのだが。
得意な武器はノコギリだ。アレに監禁されるのはさすがにノーサンキューだ。
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米澤穂信の氷菓はラノベなのか。
私が以前氷菓を買った際、なぜか表紙が二枚ついてきた。
表紙を『えるたそ』に換えたらラノベになるのか。
こっちの表紙だとラノベではないのか。
なお、作中に挿絵は一切ない。
もし表紙を差し替えるだけでラノベになってしまうとしたら、一体ラノベとはなんなのだ?
ちなみに私は常にこっちの表紙を被せている。
理由は言うまでもないことだ。
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江戸川乱歩の孤島の鬼は囚われのヒロインを助け出す話だ。
いかにもラノベ的だ。
ならば二次元美少女的なヒロインを前面に押し出した挿絵に換えたらラノベになるのではないか。
まあラノベならヒロインと常に一緒にいる○○も、性別が女の子になって両方とも助け出してハッピーエンドみたいな展開になるだろう。
ヒロインが他の男とずっと一緒にいるなど一般的なラノベユーザーには耐えられないからだ。
少なくとも私はそうだ。
水が少し汚れると死んでしまう金魚のように繊細なのだ。
「R-1ぐらんぷり2016」でハリウッドザコシショウさんが優勝したら、一夜にて25本の仕事のオファーがあったという。
優勝前と優勝後で実力が変わったわけではない。
変わったのは肩書きだけだ。
しかし優勝してなかったらそんなにオファーがいくことはなかったのだろう。
結局みんな肩書きや表面だけで判断しているんじゃないのか。
ラノベだってイラストだけを見て所詮はラノベだと軽く扱っているんじゃないのか。
ちゃんと本質に気付いているのか。
文章や発言がかなり砕けたりするとラノベと呼ばれてそうだけど
ジャンル分けなんて曖昧で結局出版社の売り込み方次第
挿絵付けて言葉を現代風にしたら走れメロスでもBL風の小説になるんだろう
文体とストーリー類型の話じゃないの?
伊豆の踊子に萌え絵をつけてもラノベにはならんだろう
源氏物語はラノベの原点
つまりメディアミックスの手法
ライトだから小説としてきちんとしたものにしようという考えが働きにくい。
ラノベレーベルから出てりゃラノベ
それ以外は例外
名乗ってればラノベ
名乗ってなけりゃラノベじゃなくていい
100回繰り返されてないかこれ?
ライトノベルと言われた小説が定着してジャンル化されただけだからな
まあ小説という定義の中に純文学・大衆小説・ライトノベル等があるんじゃないか?
アニメ的な世界での話…ラノベ
氷菓はもちろん前者
若い子は挿絵のあるなしで本の世界に入りやすいじゃないか?
面白いラノベアニメからラノベの原作読むこと良くあるし
児童文学は萌え絵が入ってても
なぜかラノベとは言わない
中高生向け←ライトノベル
大人向け
だから、中高生向けに表紙つけて出せばライトノベルになる
最近は「大人向けライトノベル」とか「一般女性向けライトノベル」とか定義が崩壊してるけど
不思議の国のアリスとかどう見てもラノベだよね
正真正銘れっきとしたラノベだ
レーベル自体がぶっ潰れたりして色々あった後に、一般の方で出し直しただけで
富士見だった「GOSICK」も大体似たような経緯だ
ラノベなんだよ
ライトノベルの何がライトなのか? を考えれば分る。
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