ファミコンのチラシをあげていきます。1980年代が中心です
チョイスの基準や解説は全て>>1の思い入れと主観なので「○○がないとか」は勘弁
当時の住所や電話番号など画像を一部加工しています
社名は当時の表記、原則発売元を記載、文中敬称略
すべて自前です『ゼルダの伝説』1986年/任天堂(DISK)
おそらく大多数の人が挙げるであろうシリーズの記念すべき第一作
FDS拡張音源が奏でる壮大なオープニングは現在でも語りぐさで
>>を含め当時のファミッ子のハートをガッチリとキャッチした
比喩なしで涙を流して感動した方はきっと多いでしょう
また本作の公式ジャンルはアクションRPGではなくアクションADVである
このチラシではリンクは左利きではなく右手に剣を持っている点に注目したい
珍しいところでは「ソロモンの鍵」「バーガータイム」などのディスク版も存在する
違うバージョンかな
ものによってはバージョン違いがあるようですね
楽曲製作や占いなどの機能もあったが肝心のメモリ容量の少なさは如何ともし難く
加えてROMカセット特有の接触不良によるトラブルにも悩まされた
だが限られたスペックでも工夫と根性でプログラミングに興じたマニアもいて
各ゲーム雑誌の特集コーナーや専門書も多く発行され一部には好評だった
また「ロードランナー」「エキサイトバイク」「マッハライダー」など
いくつかのゲームのエディットコースをセーブできる(要データレコーダ)
当時の意識ではファミリ―ベーシックがある家イコールお金持ちという印象
この時期子供だった?
よく大事に取っといたね
近代になった入手したのもあります
26種類もの新たな命令機能を追加、メモリも4K(!)に増幅して
プログラミングに特化した上位バージョンのROMカセット
サンプルとして4つのゲームが搭載されておりその中には
2コントーラーのマイクを使用するものがある
前述のファミリ―ベーシックと同様シャープとハドソンの共同開発
なぜ徳間書店から発売されたかというと当時メーカーには粗製濫造を防ぐため
任天堂が設定した発売本数制限がありそれを回避するためで
別会社に発売を委託することはよくあった(詳しくは「アタリショック」で検索)
本作の移植はあの悪名高きマイクロニクス社が担当し技術力の限界もあろうが
スプライト表示の限界によるちらつきで敵弾が見えなくなったり
河本圭代による幻惑的なサウンドが全く表現されていなかったりと
ACからのファンをガッカリさせ一般には超劣化移植といわれている
……と、これだけボロクソに言っても当時>>のクリスマスプレゼントだったので
いまでも愛着はあるんですけどね
パッと見は何をやってるのか正直よくわからないが
ひとたび理解すれば楽しさが拡がるやり込み要素の高いPZLゲーム
本作は雑誌「テクノポリス」の別冊「プログラムポシェット」に応募された
一般読者からの投稿ゲームに端を発し1984年のAC版が初出
1P「SASA」と2P「NANA」を操り各々が放つ銃の反動が移動手段で
例えば上昇したい場合は下に弾を撃ち下降なら上に弾を撃つ
この操作に慣れるのがキモでACTとしての難易度はかなり高く
可能であれば二人同時プレイ、もし一人でも
エネルギーパックの補給の関係でわざと二人用でプレイしたほうがよい
ちなみにPAUSEをかけると「NANA愛のテーマ」という曲が流れ
説明書には楽譜と歌詞が掲載されており歌詞の内容はせつなく甘い
わざわざ開発中の画像を載せるとはそれだけ力を入れていたのだろうか
なんでモザイクかかってるの
念のため当時の住所や電話番号の部分を消してます
現在でも夏期冬期オリンピック毎に新作がリリースされていて
本作はAC「ハイパーオリンピック’84」からいくつかの種目を抜いた移植作
前作「ハイパーオリンピック」がひたすら連打競技に特化していた反面
今回はクレー射撃やアーチェリーなどタイミング重視の競技が増えた
これは一説にはACの筐体を「コスリ」による破損から防ぐ為とも言われている
ちなみに当時>>は鉄定規ではなくピンポン玉を使用していました
チラシに写る少年の笑顔が素敵
感慨深いものがあるのではなかろうか
難易度は易しく手軽に楽しめるがサウンドが単調で
背景以外の面構成に変化が乏しいのでいささかの喰い足りなさは拭えない
タイトーの「スカイデストロイヤー」に近いと考えて差し支えないです
一癖ある作風でファンにはおなじみのデービーソフトによるSTG
本作はPCで発売された前作「ヴォルガード」の続編(ファミコン未発売)で
変形タイプのライフ制自機と有限弾(いずれも回復アリ)そして
状況に応じたパワ―アップを駆使して全25面を進んでゆく
ユニークな点としてサウンドに公式の歌詞がついていることで有名
爽快感は薄いが高度な戦略性を要求されるので闇雲に弾を撃つだけでは進めない
一味違うSTGをプレイしたい方は手に取ってみてはいかがでしょ?
なおデービーソフトはハドソンともども既にその歴史に幕を下ろしていて
娯楽産業の諸行無常、栄枯盛衰を痛感してやまない
内藤國雄九段の監修によるファミコン初の本格将棋ゲーム
先手後手と手合割(駒落ち)が選べるがCPUの強さは選べない
ここ最近斯界を賑わせている「世界コンピュータ将棋選手権」の
第一回大会(1990年開催)に実はエントリーしている
余談ながらセタといえばアニメーターの田中良が描くヒロインでおなじみの
「スーパーリアル麻雀シリーズ」なのだが「P2」のヒロイン、ショウ子の
脱衣シーン見たさに当時少ないお小遣いを握ってゲーセンに通った>>はある日…
(ごく私的な憤怒と失意に満ちた長文になるので割愛)
どちらかというと財布のヒモを握るお父さん向けで
それでいてキッズにもパチ○コに親しんでもらえれば……、
という思惑があったのだろうがサウンドはタイトル画面以外ナシ、
パチ○コ特有の派手なアクションもナシであまりにも簡素過ぎる!
ひょっとしたらメーカーはパチ○コゲームではなく
パチ○コシュミレーターとして発売したのでは…? と思ってしまう
後年データ解析により開発者によるアレなメッセージが発見され
一部マニアの注目をほんの少しだけ集めたことでも有名
何も考えずひたすら玉を弾いていると精神世界へトリップできるので
そういった楽しみ方ができなくもない
曰く「ク○ゲーの代名詞」曰く「フィールドBGMに公式の歌詞がついてる」
と、この二つだけで語られがちな本作だがRTS及びSLG要素を持ち
戦略性を求められる実は非常に画期的なシステムを持ったゲームであった
じっさい戦闘は運任せの部分が多いのだが自軍の味方を盾とし
戦闘自体を極力回避していけばクリアも不可能ではない(ボコスカドクトリン)
ただし当時の「敵は全て倒すもの」という常識では理解が得られなかったといえる
現在ではRTS要素を持ったゲームの先駆とされ再評価の機運も高まっているが
いかんせん当時のキッズたちには敷居が高すぎた感は否めない
もし現代の技術でリメイクしたらきっと面白くなるんじゃないかなぁ……
UPL開発の同名AC版の移植作でドッジボールとピンポンを足して2で割ったような
「ドジボール」というルールで最大8人まで対戦が可能なスポーツ風ACT
当時はワケがわからないままボールを撃ち込んで勝ったり負けたりしていた
当時「コロコロコミック」の熱心な愛読者であった>>は
自身初めて買ったカセットが「スターフォース」だったこともあり
一にも二にもなく本作に飛びついたのはむしろ自然であった
第一回ハドソン全国キャラバン(スターフォース)に出場したはいいものの
慣れないハドソンジョイスティックと極度の緊張のあまり
ラリオス撃破ミスはおろか何をしたかも全く覚えてなくあえなく撃沈
リベンジとばかりに参加した第二回(本作)でも
ゼグの取りこぼしやミスをしまくり完敗、泣きながら帰路についた
何が言いたいかというとそんな約30年前の出来事を鮮明に記憶しているくらい
この作品は名作であり今プレイしてもバツグンに面白いってことです
キング・スレンダーのシュミット式バックブリーカーと
スターマンのクロスチョップ、ファイターハヤブサのエンズイギリが
なかでも強い技として記憶がある
体力が残りわずかの時に鳴る二回目の警告音は否が応にも気持ちが焦る
本作の発売時点はまだソ連崩壊前だったのでソ連チーム(URS)がいる
女子よりも男子のほうが球速が速くスリリングな展開が楽しめて
そのほかクィックやフェイント、クロススパイクも使えたりとかなり緻密
ただしまだサーブ権が存在するので一試合にかかる時間が長い
お尻を振りながらポジションにつく女子選手がカワイイ
「ゼルダの伝説」と似ているようで似ていない見下ろし型ACT
ゼルダが謎解きに比重が大きい事に対し本作はひたすらアクション重視
よって…かはわからないが難易度は比較的高い
その純和風テイストと豊富な武器、そして安定の近藤浩治サウンドは
多くのファンの記憶に残りスマブラなど頻繁に友情出演している
余談だがフジテレビの「月曜ドラマランド」枠で
おニャン子クラブの城之内早苗主演にてドラマ化されている
謎の村雨城の音楽好き
前作の発売から一年も経たず発売されたスーマリの続編にしてシリーズ最高難易度
大作に恥じないボリュウムはディスクライター累計書き換え数第一位も納得
スーパーマリオブラザーズ以降の公式デザインを担当したイラストレーターは
東映動画時代、ひこねのりおや高畑勲と同期で
宮崎駿の先輩にあたる小田部羊一というお方
ゲームの世界にアニメーションの手法を本格的に取り入れたことでも有名
みんなワールドDまでクリアした?
なんかやっぱいいねコレ
絵柄が良い
ナムコは玩具にも力を入れており「エモーショナル・トイ」シリーズとして
表紙画像の「がんこ職人」や「はげまし人形 龍馬くん」ほか「ワギャナイザー」
「恋のトリコどーる」「静寂石」などなど多数の玩具を開発・販売していた
これはナムコ創業者の中村雅哉(バッテラ)が自社の基本理念を
人の感情に訴える「情緒産業」と位置づけていた現れである
友達の事とか思い出した
本作もまた任天堂を代表する傑作ACTで現在も続編がリリース
クリア時間によるマルチエンディングのはしりであり
最短時間でクリアした時の画像は当時のファミッ子を歓喜させた
故横井軍平率いる任天堂第一開発部が製作を担当し
坂本賀勇、清武博二、松岡洋史、田中宏和etc…といった
そうそうたるクリエイターが開発に関わっている
余談だが「弁慶食堂」と検索すればより詳しい開発秘話が読める
ディスくんを大胆に配置したデザインが秀逸
ゼルダの伝説おかしみたい
強くて安心、丈夫で長持ちでとにかくカッチョイイ!
ファミコンで発売されたジョイスティックの中でも特に操作しやすく
ゲームセンターのレバーに馴染んだプレイヤーからの評価が特に高かった
高級感漂う意匠も含め当時は「持ってるだけでゲームが上手そう」に見えた
その後「アスキースティック2ターボ」「アスキースティックターボJR.」といった
連射機能や拡張機能が搭載された兄弟機種も発売された
当時のナムコはチラシをナンバリングして発行し
新作ゲームやグッズ、イベントの詳細を丁寧に紹介していた
これはまだインターネットなどない時代の貴重な情報源であり
小冊子「NG」とともにナムコマニアたちにとって
大切なコレクターズアイテムであった
創刊号であるこの号は「ナムコット・サマーカップ’85」という
ハイスコアイベント開催の告知とディグダグ攻略法で構成
このころのパックマンはまだ鼻が高い
以下、ナムコットニュースを何号か抜粋して紹介します
すげえ!
アタリ社の8bit PC「Atari400/800」で大ヒットしたゲーム
「スターレイダース」をベースにしたナムコ初の
ファミコンオリジナル作品であり「10年早かった大作」と言われている
折れ曲がらないようにページが追加できるリング式バインダーです
「ファミコンオリジナルのアクションパズルゲームNo.1は?」と訊かれたら
10人中半分くらいの人は「バベル!」と即答するであろう名作
マップデザインに当時ナムコのアルバイトだった細江慎治が関わっていた
そして豪華な両面観音開きではワルキューレの冒険をたっぷりと紹介
これをみたら否が応でもプレイしたくなることうけあい!
余談ながら「裏バベルの塔」の難解さといったらそりゃあもう……
昔は面白いパズルゲームが色々あってパズル好きにはたまらんかった
右から左へ強制スクロールする珍しいタイプのSTG
初出はACでファミコンへの移植を前提として製作されたので移植度は高い
また小沢純子女史による行進曲風サウンドは人気が高く
プロアマ問わず野球の応援歌に使われたりもしている
普通の人ですよ
その最も有名なゲームがこの「ファミスタ」と言っていいだろう
どれほどスポーツが苦手で野球に一切興味がなくともファミッ子であれば
ファミスタをプレイしたことのない人はいないんじゃないだろうか?
そういっても過言ではないほどスポーツゲームを代表する作品である
開発は「ファミスタの父」と呼ばれる元ナムコ社員の岸本好弘
躍動感溢れるイラストは「パックマン」などのイラストも手がけた横岡匠
完全パターンゲームなのでとにかくマップを記憶するのがクリアの近道
途中ZAPはあるが制限時間以外で死ぬことはない
初出のAC版は一周エンドだがファミコン版は制限時間が減った二週目がある
ほかボードゲームやナムコグッズの紹介で構成した号
ニ段ジャンプ、兜割り、垂直斬りを完璧に身につけたら面白さがグッと拡がる
こちらも「裏ドラゴンバスター」があり侍女やセリア姫救出時の画像は(ry
チラシにもある通り本作はボードゲーム化や井沢元彦によって小説化されている